［第43回］サクサクとろ〜り♪群馬の魅力がギュッと詰まったパイ専門店「Serendip」がオープン｜磯崎舞のホリデースイーツ

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［第43回］サクサクとろ〜り♪群馬の魅力がギュッと詰まったパイ専門店「Serendip」がオープン

JR高崎駅イーサイト高崎2階にパイ専門店「Serendip（セレンディップ）」が2021年8月11日にオープン。多くの客で賑わい、夕方頃に完売する日もあるほど話題なのだとか！その人気の秘密を探ってみました。

レストランの人気No.1商品をテイクアウト仕様に

パイ専門店「Serendip」は、群馬県高崎市島野町にあるレストラン「セレンディップ」が手がける新業態。「群馬県の美味しいを全国に」をコンセプトに、オーナーシェフの北村竜佑さんが作るスイーツや料理は素材が活かされ絶品！看板商品の一つである「群馬ファーマーズプリン」はプリンの祭典「P-1グランプリ 2019」で準グランプリを受賞、2020年4月には群馬県の優良県産品に認定されるなど、その勢いが止まりません！

パイ専門店「Serendip」の構想は5年ほど前から練っていましたが商品化で難航。開店の後押しとなったのが、新型コロナウイルスによる影響でした。レストラン「セレンディップ」で8割の客が注文する人気No.1スイーツの「焼きたてアップルパイ」を持ち帰って食べたいという声が増え、そのテイクアウト需要に応えるために「なんとか完成させなければ！」と一念発起したそう。レシピや材料を一から見直し、ワンハンドで気軽に食べられるテイクアウト仕様にアレンジ。そうして5年の歳月を経てやっと完成をした渾身のアップルパイ、一体どんな味わいなのでしょうか。

サクサクとろ～り♪幸福感あふれる焼きたてのアップルパイ

パイ生地メーカーと何度も試作を繰り返したパイ生地は64層に重ねられて軽やかな食感。毎日炊き上げる自家製カスタードクリームが中からとろり溢れ、キューブ状にカットされたリンゴの甘酸っぱさと食感がアクセントに。さらに隠し味としてクルミとサワークリームを入れることで、全体の一体感が増して美味しさをひと押し！

なんと言っても熱々の焼きたてを味わえるのが魅力で、カスタードクリームは後から詰めてくれるのでパイの食感が失われずサクサク感がたまりません！購入したらできるだけ早めに召し上がってみてください。

“群馬素材の美味しい”がギュッと凝縮

他店のアップルパイと違うのは、群馬県産の厳選素材がギュッと詰まっているところ。冒頭でご紹介した「群馬ファーマーズプリン」と同様、下仁田町にある神津牧場のジャージー牛乳、高崎市榛東村にある「アクザワファーム」の地鶏のたまご黄斑ピュアを使い、卵感が強くクリーミーなカスタードクリームに仕上げています。

そして、野菜ソムリエコミュニティ群馬の方たちに新店の構想を伝え、協力してくれるリンゴ農家を募集。現在は群馬県沼田市の原田農園さん、みなかみ町の一作農園さんのリンゴを使っていますが、今後も群馬県内の様々な農家のリンゴを仕入れて使っていきたいそう。北村さんの尽きぬ素材への探究心と群馬県への愛が美味しさに繋がっています。

高崎で最旬スイーツを買うならパイ専門店「Serendip」へ

店は高崎駅東口に直結のイーサイト高崎2階にあり、ショッピングや仕事終わりにも気軽に立ち寄れるのが嬉しいところ。赤色が目を引く店構えで、ガラス張りの工房ではパイを焼いたりその場でクリームを詰めているところも見えます。「焼きたてカスタードアップルパイ」の価格は1個480円（税込）、4個1,920円（税込）、5個2,400円（税込）で、4個以上購入すると箱に詰めてくれるので手土産や差し入れにも喜ばれそうですね。

取材をした8月末時点では「焼きたてカスタードアップルパイ」のみの販売ですが、今後群馬県産の食材を使用した様々なパイを展開していく予定で、9月には「高崎産ブルーベリーパイ」を販売予定なのだとか！そのほか、カボチャ、サツマイモ、イチゴ、チョコレートも検討しているそうで楽しみですね。早い日は18時頃に完売してしまうこともあるので、気になる方は早めに訪問をしてみてください。